令和三年度予算

*令和3年度一般会計予算 及び 3特別会計が可決されました*

自民党豊島区議団は、付託された4つの予算案件について、

まず1点目に「コロナ禍でひっ迫する区民生活への支援はどのように対応しているのか」。

2点目として、「この先も厳しい運営が想定される行財政運営のあり方や区財政の持続可能性」について。

さらに3点目に「わが会派の一般質問や委員会での発言や要望の取り扱いはどうであるのか。」

そして、4点目として「コロナ対策と同様、極めて重要な課題であるこれからのまちづくりの展望はどう描いているのか」という、大きく4つの視点に立ち、総論・各論、そして具体的な内容について、各委員がそれぞれの見識により質問や要望をいたしました。

その結果、令和3年度予算は、大幅な歳入減のなかでも区民生活をしっかりと支える予算であり、感染症の拡大防止と社会経済活動の両立を図るとともに、SDGs未来都市の実現を目指し、新たな躍進を生み出す予算となっていることが確認できました。

従って、本委員会に付託された、令和3年度 一般会計予算及び3特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと判断いたしました。

 

【私の主な発言】
〇 庁内における女性活躍の推進について
女性の活躍促進が強く求められている、その一方で、女性活躍というと役職への登用やその比率が注目されがちです。

職員の働き甲斐は人それぞれであり、男性・女性に関係なく生き生きと働ける環境整備を要望します。

〇 旧平和小学校跡地について
(仮)西部地域複合施設整備計画は抜本的に見直され、仮校舎や西部区民事務所などの新たな複合施設の整備プランを検討することとなりました。

中に入る施設としては様々な名前が挙がっていますが、地元の声を聞き、皆に愛される施設にしていただきたいと思います。

〇 SDGsの実現に向けた取り組みについて

世界における、日本と本区の推進状況について確認いたしました。

本区の強みと弱点を分析し、理念の普及と更なる取り組みの強化を要望いたします。

〇 新生児聴覚検査について

検査により難聴の子を早期発見できた事例があるとのことであります。

今後は妊婦さんだけでなく、この検査の重要性をより多くの方に知っていただき、早期療育につなげていただくよう要望いたします。 

〇 災害廃棄物処理基本計画について
区内にある仮置き場では、災害がれきを2割程度しか保管できません。

膨大な量となる災害廃棄物の保管場所確保と、平時からの区民へ情報提供をお願いします。

〇 コロナ禍における保育所の運営について

私立保育所への施設運営費の補助については、臨時休園中においても通常時と同様の算定となっているとのことでした。

また、保育士への給与の支払いについても区が確認しているとのことであります。 

衛生用品の補助、保育士への精神的なサポートをお願いいたします。 

〇 子ども・若者支援基金について、

寄附金の実績から、寄付文化の一定の醸成が見られているようであります。

クラウドファウンディングサイトやSNSの活用などにより、効果的に周知を行い、豊島区の子供、若者が健やかに成長できるような支援体制をお願いいたします。 

〇 児童虐待防止対策について

児童福祉法の改正により、児童相談所から豊島区への児童虐待事案の対応依頼が昨年度から始まりました。

また、令和3年度には児童虐待対応協力員の増員が予定されています。

なかなか面会をさせてくれない家庭もあると思いますが、子供たちが健やかに成長し、最善の利益を得られるよう努めていただきたいと思います。 

〇 トキワ荘マンガミュージアムについて、

今回の審議では、ミュージアムに来館いただいた方の地域での回遊性をどう高めていくか、また、当時の南長崎地域の文化をしっかりと感じてもらえるような取組みの重要性について、区の認識を確認させていただきました。 

今後も、パブリックアートやIKE-BUSなどの新たなコンテンツも活用しながら、南長崎地域全体での回遊性が高まるような取組みを進めていただくよう要望いたします。 

〇 長崎地区のまちづくりについて

既に協議会の活動期間が長く、権利者から早く事業を推進すべきとの声が出ております。

長崎、南長崎一体となった防災まちづくりを着実に展開していくよう要望いたします。

〇 区民税の状況について

令和2年度までは、リーマン・ショック後の税収は、上昇傾向にありましたが、令和3年度以降は、基幹収入である区民税が今後、複数年にわたり減少し、厳しい状況が続く可能性があることを改めて理解いたしました。

区民の生活状況、経済状況を見極めながら税の徴収についても進めていただくようお願いいたします。

〇 国民健康保険事業会計について

特別区は、急激な保険料の上昇を防ぐために、独自の激変緩和措置をしているということですが、特別区長会で議論を重ねた上で財政健全化とのバランスもとりながら必要な配慮を行っているとのことでした。

今後も、急激な保険料上昇への配慮や負担の公平性を図るためにも、法定外繰入金の計画的な解消に力を入れるよう要望します。

また、国に対する必要な財政支援の要求や東京都との連携を行い、制度の安定的な運営をお願いいたします。

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