令和4年第二回定例会・一般質問
第2回定例会において、会派を代表し一般質問に登壇いたしましたので一部をご紹介いたします。
●豊島のまちづくりについて
Q コロナ禍で、社会や経済が回復するには時間がかかる。今後の財政の見通しは。
A 令和3年度は特別区民税が4億円の減にとどまり、財調交付金は38億円の増と回復基調が見えつつあるが、見通しを立てるのは困難な状況である。しかし、メリハリのある財政運営の結果、貯金と借金のバランスは218億円の超過となり過去最大となった。
Q 官民が連携をした、持続可能なまちづくりを行うことが必要。
A 様々な世帯が、バランスよく居住する地域社会を維持することが必要。単に都市を整備するだけでなく、ひとが中心のウォーカブルなまちを目指し、まちの価値を高める。
●インクルーシブ教育について
Q 社会全体が特性や障害への理解を深め、また早期発見と改善につなげられる体制を。
A 子育てや教育など、各分野を横断した啓発活動の強化に努める。常に寄り添いながら、可能な限り子供のニーズに即したフォローをしていく。
Q 政府は、特出した才能を持つ子(ギフテッド)への支援を検討している。「普通」に合わせるのではなく、個性を尊重した「出来る」を増やす教育を。
A 個別最適な学びと共同的な学びを融合し学びの充実を図ることが課題。豊島区には専門性豊かな地域人材や大学が多く存在するため連携をし、具体策を検討する。
●児童相談所の設置について
Q 一時保護をされた子供たちの、学習時のICT機器の使用と在籍校が区内の公立学校以外であった場合の協力について。
A タブレットパソコン等、出来る限り学校での学習環境と同様の機会を保障する。私立学校については、各学校の教育方針を踏まえながら子供の意向に応えられるよう働きかける。
Q 身体的・心理的虐待が認められた保護者のサポートや治療について。
A 丁寧な説明と、心の健康回復への関りが必要になる。長崎健康相談所の保健師や心理職等が連携をしながら問題解決とその後の支援につなげる。