福島県へ、視察に行ってきました。

先日、自民党青年部の仲間と共に、福島第一原子力発電所Jヴィレッジの視察に行ってきました。

ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジは、原発からちょうど20キロの位置にあり、
除染や復興の拠点となっていました。7年4ヶ月ぶりに再始動です。

 
 

スタジアムは5000人を収容でき、サッカー以外にもラグビーなどの競技に使用可能。

会議室や屋根付きの全天候型練習場もありました。

 

2019年4月には、JRの新駅も施設のすぐ目の前に開業され、全てが動き始めます。

一般の方も気軽に宿泊し、スポーツを楽しんでいただきたいとのことでした。

 

 
 

また、福島第一原発の視察では、現状と廃炉に向けた今後の取り組みについて視察をしました。
 

除染が進み、バスに乗ったままではあるものの、かつて水素爆発をした建屋のすぐ真横にまで、防護服を着用せずに行くことができることに驚きました。

 

 
 

実際に見ると、爆発や津波はどれだけ凄まじい威力であったのかが想像できます。

2015年からは、作業員用の大型休憩所と給食センター(敷地外)が設けられ、毎日違うメニューが提供されています。
極力、福島産の食材を使うようにしているとのことでした

 

過酷な環境ではホッとする時間、温かい食事が大切になりますねクローバー

やはり作業をするためには体力が必要とのこと。高カロリーメニューが並んでいました。
着実に作業は進められているものの、廃炉に向けた作用は30~40年かかると言われています。

現在は主に、水とよく似た性質のトリチウムを含んだ水の処理、1〜3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し、廃棄物の処理について調査研究が行われています。

 

今回のような事故が二度と起きないよう、対策と判断する力が必要であり、また万が一事故が起きてしまった際の対応策をしっかりと考えておかなければなりません

エネルギーの安定供給を図るため、さまざまな政策が進められているものの、 日本のエネルギー自給率は低い水準となっています。

原発内と、通り沿いは除染が進み放射線の数値は低いですが、それ以外の場所はまだ除染されていません。
除染のため、ひたすら土を削る作業。復興作業をする際には、膨大な時間とマンパワーが必要になります。

  
 

復興に向け着実に歩みを進める東北ですが、未だに家に帰れない方、風評被害に苦しんでいる方がいます

東北有数の米どころである福島県では、世界で最も厳しいとされる安全検査を実施ししており、7年以上がたった今も国の基準値を超える放射性物質は一切出ていませんが、その事実を知らない人も多くいます

私は自分の目で見て、福島の空気を改めて肌で感じたことにより、正直少し感じでいた「大丈夫なのかな?」という不安が解消されました

時には不安を煽るような報道も目にしますが、前を見て、1日も早く被災した方々が日常を取り戻すためにすべき事、一人ひとりが出来ることを考えていかなければならなりません。

にできることは少なく歯がゆい気持ちもありますが、適切な情報を発信し、
課題や反省点を一つずつ解消しながら前に進めていきたいと思います。


 (左から:沢田洋和前品川区議、加藤拓磨中野区議、長澤興祐足立区議、重松佳幸江東区議、私)

原子力発電所の現状を映像で:

https://www4.tepco.co.jp/library/movie/detail-j.html?catid=61709&video_uuid=osv18l34

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